![]() ![]() ![]() ![]() この日もまだPEI。赤毛のアン巡りをした前日とは違って、この日は美しいPEIを堪能する予定。 メニューとしては乗馬にハイキングに・・・といった感じ。 しか〜し!!前日の天気予報は雨!! ドキドキしながら起きたら、晴れてはいないまでも降ってもいない。良かった〜。 ○乗馬 乗馬も1時間2000円程度と安い。しかも割引券も持っている。(どこかで貰った観光ガイドについていた) これは絶対行かねば、と張り切って行ったが、例によって見つからない・・・。 例によって友人がお店の人に聞きにいってくれている間、一人車の中で待つ。 友人は北海道で一度乗馬をしたことがあるが、じぇるは初めて。 なので「彼女も乗れるか」とじぇるの方を聞いてくれた所、「大人か?」と聞かれたらしい。 あの・・・、運転席に座っているのですが・・・。(童顔か老け顔かに分類するなら童顔であるのは認めるけど。) やはり日本人は幼く見えるらしい。 そういえばアメリカに入国する時も審査官に「ベリーグッド」とか「パーフェクト」(という単語しか聞き取れない)とか大袈裟に褒められたなぁ。 子供だと思われていたのか?でもパスポートも出している・・・。 やっとたどり着いたら、丁度始まる時間。ラッキー。 受付を済ませると馬の元に連れて行かれ、いきなり乗せられる。 乗馬って専用の靴とか手袋とか必要じゃないのか?頭もガードしなくてもいいのか? 「右に行きたい時は右、左に行きたいときは左の手綱を引け、草を食べようとしたらもう充分食べた後だから強く引いて止めていい」と説明を受け、いきなりリーダーの後について出発。 乗馬初体験のじぇるは何も思わなかったが、友人はあせっていたらしい。 後で聞いた所によると、北海道では20分程度の説明&実地練習があったそうだ。 ノー・プロブレムなのか? ![]() 始めの内こそ川(湖?)の近くを歩いたり風景を楽しんでいたが、道は段々険しくなる。森の中のけもの道。 しかも前日の雨でぬかるんでいる。 基本的には馬が自分で先頭の後をついていくから、我々が意志を持って操らなくても大丈夫なんだけど、怖いよ〜。 しかもじぇるの馬(ヘッチィ)はぬかるみを歩くのが嫌らしく、左右によけながらなるべく草の上を歩こうとする。 草も濡れているから滑りそうで怖いんですけど・・・。 しかも森の中のけもの道だから少しでも外れると枝が張りだしているんですけど・・・。 君(ヘッチィ)は通れても、その上に乗っている私は枝にぶつかるんですけど・・・。 さて、しばらく乗っている内に余裕が出てきたのか、何となく馬の性格が分かるようになってきた。 ヘッチィは厭世的な印象を受ける。 「面倒くせぇなぁ。早く終わらねぇかなぁ。はぁぁ」と思っているのがありありと伝わってくる。おまけにじぇるをなめているのが感じられる。 友人の馬(クィーン)はやんちゃ坊主という感じ。(後で聞いたらもうお年だったのだが) 好奇心の赴くままという感じ。振り返ると遅れている。(後で聞いた所によると、前を歩くヘッツィが歩きながら糞を垂れ流していたかららしい・・・。気付かなくて良かった・・・。) かと思うと、前に追いつこうと急に走り出す。 これで友人はお尻を打ってその後数日間痛いと言っていた。 おまけに、最短距離を行こうとするから直角の所を斜めに横切ったりする。まあ合理的といえば合理的? 前の男性客の馬は真面目。正確に先頭馬の後ろをついて歩く。 先頭馬が何かに驚いたのか急に道を横に外れたらきっちりその後についていく。 その姿を後ろのヘッツィは冷静に元の道に立ち止まって眺めている。 いいなぁ・・・、前の馬。素直で・・・。 ![]() やっと視界が開けた所に出た。 そろそろお尻も股も痛くなってきた。そろそろ終わりか?と時計を見るとまだ30分しかたっていない。 げっ・・・。しかし、この後は白と紫の可愛い花(雑草のようだが)が咲き乱れる原っぱを穏やかに歩いただけだったので風景を楽しむ余裕も後ろの友人と会話する余裕もあった。 ・・・が、お尻痛いよ・・・。30分が適度かも。 厩舎に戻って馬が繋がれた後、友人が馬に乗っている所を写真に撮ってくれと係員に頼み、カメラを取りに行く。 その間、じぇるはヘッツィに跨ったまま待っていた。 ・・・ら!!「まだ降りねぇのかよ、さっさとしろよな」という目でちらっとじぇるを見上げる。 係員がいる前と態度が違うぞ〜!! ・・・と、馬の感情も分かって面白かった。 最後に。じぇるが男性客と思いこんでいたのは見習いだったらしい。 友人は写真を撮ってくれと使っていた。 ・・・のもじぇるが男性客だと思っていた人だとは後で指摘されるまで気付いていなかったのであるが。(外人の顔は皆同じに見えるじぇる) ○ロブスター ![]() ・・・が、心残りが1つ。かの有名なロブスターを食べていない!! 元々、二人とも食に対する情熱が薄いので時間がなくなると真っ先にカットされるのが食事。貧乏旅行だし。 おまけに、こちらの食事って量が多いからつい目算を誤って頼みすぎてお持ち帰り→夕食or翌日の朝食に回す、という食生活。 最後くらい一発、名物のロブスターを味わわなければと気合い充分レストランへ。 半分で充分だろうと1人前とサンドイッチを頼んだけど、やっぱりサンドイッチはお持ち帰りになったのだった。 そしてやっぱり夕食を取っている時間はなくなって、これは夕食用に大活躍するのだった。 ロブスターはカニみたいな味。ででーん、と大きくてコリコリしていておいしかったですよ〜。(写真撮るの忘れた・・・) ![]() この橋が工事で渋滞していたし、他もちょっと混んでいたので予定を大幅にずれ込んでしまった。 スピード狂と化した友人にハンドルを預けたじぇる(友人が運転する方が速い&運転を代わっている時間も惜しい)は、密かに眠気と戦っていたという不届き者だったのである。 この日は国境近くのモーテルに泊まる予定。 カナダドルの残高によって越境するかどうか決めようとしていたので、予約を取っていない。 タカをくくっていたけど、聞く所聞く所、満室。やばい・・・。 結局、スイートルーム(と言った所で所詮モーテルだけど)しかなかったけど、ガソリンもなくなりかけていたし、二人の有り金をすべてかき集めたら何とか大丈夫だったので最後の最後で贅沢をしてしまったのでした。 スイートルームなんて泊まったことなかったから、リッチな気分を満喫。 翌日よく見てみたら国境からいちばん近いモーテルだった。高くて当たり前。 ![]() ![]() ![]() でも、比較的時間に余裕があるからという事で、ちょっと遠回りにはなるけど海岸沿いの道を選ぶ。 この日は快晴。時々見える限りなく青い海は果てしなく美しい。 途中で駐車できるようになっている所があったので、ビューポイントかと思って止まってみる。 ・・・どうやら、カヌーをやる人々のポイントらしい。 知り合いなのか連帯感があるのか、皆和やかに談笑しているし、我々にも話しかけてきてくれる。 この美しい海とカヌーも1つの風景として写真に納めておこうとカメラを取り出した所、何とカヌーに乗っていたおじさんがポーズを取ってくれた。 おじさんが撮りたかった訳じゃないんだけど・・・、ご好意を有り難く受けさせて頂きました。 ・・・が、所詮じぇるのカメラは「うつるんです」。あまりはっきり映っていなかったのであった。 後は高速バスに乗り、NYの友人宅へとPEIへの旅は数々の思い出を残して終わりを告げたのでありました。 まだ引っぱるのか? 〜その4につづく〜 再録に辺り、フォームの体裁だけ整えました。 |