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memo 2001.2.5

早く刺すために
 クロスステッチって想像以上に時間がかかる手芸ですよね!! 裏を返せば、材料費がかかっているように見えても実際に楽しめる時間を考えるととっても安上がりな趣味だとも思っています。
 ・・・が、刺したい図案は次から次へと出てくるし、何よりも完成の時のあの喜びは早く、何回も味わいたい〜!!そこで、じぇるが考えた少しでも早く刺すためのあれこれです。

 尚、「早く刺す」と「きれいに刺す」はえてして反比例する事が多いので、ご自分で妥協できる所を見つけて下さいね。
 すくい刺し 
 「裏に出して表に返すという2回の作業を1回で刺す刺し方。ぐし縫いのように目をすくって刺す」
 これだと、1目1目アップダウンして刺すより単純計算で倍の早さで刺せます。
 ・・・が、実はじぇるはこれが出来ません。変なところに力が入っちゃうのか肩がこっちゃうの。枠を使わなければ出来るんだけど、枠を使わないと上手く支えられなくて。。。(枠の使用は個人の好み。使わない方もいっぱいいますし、やりやすい方でいいのでは?)
 すくい刺しだと糸が傷みやすいとも聞きます。確かに、アップダウンより糸に負荷はかかる気がしますが、すくい刺しで刺された方の作品を見ても綺麗ですよ〜。あまり気にしなくてもいいように思います。


 なるべく図案を見なくても刺せるように刺す 
  Counted Cross stitch (図案を見ながらマス目を数えて刺すクロスステッチ。いわゆる普通のクロスステッチ)だと、図案を見たり刺しゅうしている所を見たりする必要があります。これが視線が動くので効率を下げてしまいます。なるべく図案を見なくても刺せるようにちょっと工夫してみましょう。

1.一色おきに刺す。
   じぇるは下から上に上っていく感じで色の塊毎に縦に刺す感じです。この場合、あるブロックの両横が刺しゅうされてしまえばそのブロックは図案を確認しなくても刺せますよね。
例えば。。。
A B C D E
A B C D E
A B C D E
このような場合、1色おきにA・C・Eを先に刺してしまいます。そうするとB・Dは空いている所を刺し埋めるだけでいいので、いちいち図案とにらめっこする必要がありません。
一色おきに刺す



実際にはこんな感じになります。
後はどこの空間が何色かだけ確認すれば図案を見なくても大丈夫。
また、特に似た色同士のグラデーションの場合、隣り合った色を続けて刺すと目の変わり目が分かりにくいですよね。そんな時には更に効力をはっきしますよ〜。
2.布に印を付けてしまう
   印つけラメ糸の部分とか後から刺すつもりで空けてあるのに分からなくなってしまって何回も確認してしまったりした事はありませんか?これを避ける為にじぇるは水で消えるマーカーで印を付けてしまいます。画面左側に縦にうっすらと青い線が見えるのがそれです。これで何度も同じ所を確認するようなタイムロスが防げます。
 また、単純な模様の繰り返しなんだけど斜めだから分かりにくいとか、色数が多いなどの場合にも効力を発揮しますよ〜。
マーカー 因みにこれがじぇるのお気に入りのマーカー。「自然には消えず水で消える」がうたい文句なのに実際は時間が経つと消えてしまうマーカーが多い中でこれは本当に消えないから重宝。右の紫のは自然に消えるマーカー。布を裁断する時や刺し始めをチェックするのに使っています。


 アウトラインステッチをためない 
 これはじぇるだけかもしれないけど。。。
 じぇるはアウトラインステッチがあまり好きではありません。アウトラインを入れると図案がくっきりして急激に可愛くなるのは分かっていても。。。だから、アウトラインになると気分が乗らなくなってすぐに飽きちゃって投げ出したりして効率が悪いんですよね。だから、なるべくアウトラインは後に溜めずに刺せるようにクロス部分が埋まり次第刺すように心がけています。そうすれば、例え飽きてもクロスステッチの部分に戻って気分転換する事も出来るし。


 以上、じぇるが刺してみてこうすると早く刺せると思った方法でした〜。試してみてね。

memo 2001.2.5
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